はじめに
前回の続きです。
前回はPython3でhello worldを表示させてるところまでやってみました。
今回は、変数と演算子について書きたいと思います。
今回テストした環境
- OS:OS X Yosemite 10.10.5
- Python:3.5.1
変数とは何か?
変数とはデータに名前を与えることで、データを扱いやすくしたり、データを保持したりできるようにようにするもので、プログラムの中で定義することができます。
たとえば、「a」という名前の変数に「9」という整数値のデータを格納するには下記のように記述します。
#まずはPythonのインタープリタを起動します Python #aという名前の変数に9を格納します >>>a = 9 #aに9が格納されているか確かめてみましょう >>>print("a=",a) => a = 9
数学では「=」は等しいという意味で使用されますが、プログラミングでは右辺の値を左辺に代入するために利用されます。
ですので、「b」という変数に「a」という変数の値を代入することもできます。
>>>b = a >>>print("b=",b) => b = 9
なお、変数名として使える文字は
- 小文字の英字
- 大文字の英字
- 数字
- アンダースコア(_)
になります。ただし、数字は名前の先頭に持ってくることはできません。
それと、下記の名前はPythonの予約語なので、変数名に使用することができないので注意が必要です。※ちなみにPythonは予約後が少ないです。
- and
- as
- assert
- break
- class
- continue
- def
- del
- elif
- else
- except
- exec
- finally
- for
- from
- global
- if
- import
- in
- is
- lambda
- not
- or
- pass
- raise
- return
- try
- while
- with
- yield
演算子とは?
演算子とは、式で実行する演算を指定する記号のことです。そして、特に算術を行うときに指定する演算子を「算術演算子」と言います。
算術演算
さっそく算術演算子を試してみましょう。
#まずはPythonのインタープリタを起動します Python #加算 >>>2+3 5 #減算 >>>5-2 3 #乗算 >>>2*3 6 #除算 >>>8/5 1.6
簡単ですね。
なお、Pythonにはデータ型というものがあり、integer,float,string,booleanがある。integerは整数型、floatは浮動小数点型,stringは文字列型,booleanはブール型になる。
上の例で言えば、5,3,6などは整数型で1.6は浮動小数点型になる。 なお、上の例で除算を行う際に利用した「/」演算子は浮動小数点除算を行うので常に計算結果は浮動小数点型になります。
では、小数部を切り捨てて計算結果を整数で得たい場合はどうするのか? 「//」演算子を利用します。
>>>9/5 1.8 >>>9//5 1
「//」演算子では整数の結果が返し、余剰は切り捨てているのがわかります。 ちなみに「/」でも「//」でも0除算するとエラーが発生します。
なお、これまでの説明で、算術演算子による計算に使用したのは数値だけでしたが、計算には変数を利用することもできます。
>>>a = 9 >>>a + 6 15
なお、計算結果をaに代入するには下記のようにする
>>>a = 9 >>>a = a + 6 #aを出力してみる >>>print(a) 15
aにa+6の計算結果を代入したのでaが9から15に変化しているのがわかる。 ちなみに上記の式は下記のように書き換えることができ、普通のは下記のような書き方になります。
>>>a = 9 >>>a += 6 >>>print(a) 15
では、他の算術演算子についても試してみましょう。
#余剰を求める >>>19 % 3 1 #商と余剰を同時に得る >>>divmod(9,5) (1,4) #冪乗を計算するには「**」を使用する >>>5 ** 2 25
今回はこの辺で終わりたいと思います。 次回は「文字列」について書きたいと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
続き、書きました。