Raspberry Pi3 Model B にOSをインストールしてMacからSSH接続できるまで

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はじめに

Raspberry Pi 3 Model Bを購入してみたので、 これからいろいろ遊んでみたいと思います。

では今回はRaspberry Pi3 Model B にOSをインストールしてMacからSSH接続するまでの過程を記事にしたいと思います。

1.必要な機器

Raspberry Pi 3 Model BにOSをインストールするまでに必要だと思う機器を紹介したいと 思います。

  1. raspberry pi 3の本体

    まずは本体がないと始まらないので

  2. SDカード

    4GB以上のものが必要です。16GBあれば十分だと思います。

  3. HDMIケーブル

    amazon basicが安くてオススメです。

  4. 電源

    ここで一番悩みました。
    Raspberry Pi 3では2.5A出力の電源が推奨ということで、2.5A出力の電源アダプタを購入しようと思いましたが、なかなか良いのがありません。。あっても少し価格が高いです。

    ただ、下記の記事などを読んでみると、必ずしも2.5Aでなくても良いのではないと思えてきました。

    RPi3:2.5A必要らしいけどいろんな電源を試してみる | Japanese Raspberry Pi Users Group

    aspberry Pi 3 の電源は本当に2.5A必要なのか? – 時には立ち止まってみるのもいいよ

    そこで、2.4A出力できる下記の製品を今回は使用してみたいと思います。
    ※結果的に問題ありませんでした。

  5. マウス

    もともと自宅にあるやつで代用しました。

  6. キーボード

    もともと自宅にあるやつで代用しました。

2.インストール

まずRaspberry PiにOSをインストールするためにはSDカードが必要です。 SDカードを用意しましょう。

次にSDカードを普段使用しているパソコン(MacとかWindow)に挿入します。

Raspberry Pi用のOSインストーラーは、 Raspberry Piの公式サイトにあるので、アクセスしましょう。

Raspberry Pi 公式サイト

Raspberrypi

上の「download」をクリックします。

Raspberrypi2

「NOOBS」と「RASPBIAN」があるので、「NOOBS」を選択します。 両者の違いですが、NOOBS」はOSインストーラで、「RASPBIAN」はOS本体と考えるといいと思います。

※NOOBSを使うと、少しSDカードの容量を無駄にしてしまいますが、 クリックだけでOSをインストールできるのは便利で簡単なので、今回はこちらを選択しました。

Raspberrypi3

「NOOBS」と「NOOBS LITE」がありますが、「NOOBS」を選択します。 違いは、OSイメージが含まれているかいないかです。 「NOOBS Lite」はOSイメージが含まれていないので OSインストール時にRaspberry Pi上でOSイメージをダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、zipを展開し、ファイルをすべてSDカードにコピーします。

SDカードにコピーが完了したらパソコンから取り出し、Raspberry Pi3 Model Bにセットします。

Raspberry Piを起動すると最初にOSを選択する画面になるので「Raspbian」を選択します。

raspberrypi3

警告ができますが、「Yes」をクリックします。

raspberrypi3

ダウンロードが開始されます。

raspberrypi3

3.Raspi-configからRaspberry Piの設定をする

左上の「Menu」から「Preferences」を選択し、「Raspberry Pi Configuration」をクリックします。

raspberrypi3

「Localisation」タブを選択し「Set Locale」をクリックします。
Languageをjaに設定する

raspberrypi3

「Set Timezone」をクリックします。
AreaをJapanにする

raspberrypi3

「Set Keyboard」をクリックします。
ConutryをJapan VariantをJapaneseにする

raspberrypi3

「Set WiFi Country」をクリックします。
Japanに設定します。

raspberrypi3

4.日本語の文字化けを解消する

日本語が文字化けしていると思うので下記の操作を行います。
まずLXTerminalを起動します。
※この時点で文字化けしていると思います。

raspberrypi3

LXTerminalを起動したら画面上に下記のコマンドを入力していきます。

sudo apt-get update
sudo apt-get install fonts-vlgothic
sudo apt-get install ibus-mozc
#再起動します
sudo shutdown -r now

5.サーバーからパッケージ・リストを取得し、アップグレードする

下記のコマンドを入力します。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

6.vimをインストールする

Raspbianに初期でインストールされているviでは、
方向キーをタイプすると「ABCD」が入力されたり、ESCキーが動作しないなどの現象が起こるので
vimをインストールする

sudo apt-get install vim

7.ssh接続してみる

まずRaspberry Piに割り当てられたIPアドレスを調べます。

ip addr

次に別のパソコンからRaspberry PiにSSH接続を試してみます。
今回はMacで試してみます。

ターミナルを起動して、下記のコマンドをクリックします。

#@以下のIPアドレスは上記の「ip addr」で調べたIPアドレスを入力します。
ssh pi@192.168.xx.xx

パスワードはraspberryと入力します。
これでMacからRaspberry PiにSSH接続できるはずです。

8.IPアドレスを固定する

デフォルトの状態であれば、Raspberry Piに振られるIPアドレスはルーターから自動的に割り当てれるので、ルーターを再起動するとIPアドレスは変わってしまいます。
IPアドレスが変わってしまうと、その都度、Raspberry Piに振られるIPアドレスを調べる必要があり、そのIPアドレスを使ってSSH接続するので、とても面倒です。ですので、IPアドレスを固定しておきましょう。

設定するには、/etc/dhcpcd.conf ファイルを編集します

sudo vi /etc/dhcpcd.conf
#有線の場合は「wlan0」を「eth0」に変更します
interface wlan0
#Raspberry Piに固定するIPアドレスを指定します
static ip_address=192.168.10.70/24
#ルーターのIPアドレスを指定します
static routers=192.168.10.1
#ルーターのIPアドレスを指定します
static domain_name_servers=192.168.10.1

ルーターのIPアドレスを調べ方についてですが、たとえばBuffaloのWifiルーターの場合は
「192.168.11.1」にブラウザからアクセスして、「詳細設定」→「LAN」→「LAN」と進むと表示されています。

なお、Raspberry Piに固定するIPアドレスについては、ルーターの割り当てIPアドレス以外を指定する必要があります。
ルーターの割り当てIPアドレスから指定してしまうと、ルーターが別のPCに割り当てたIPアドレスと
Raspberry Piに設定しようとしたIPアドレスが衝突してしまう場合があるからです。

インストールに失敗した場合

※インストールに失敗した場合は必要に応じてSDカードを再フォーマットをお勧めします。 フォーマットにはSDフォーマッター4.0を利用しましょう。

https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/index.html

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